第1章_16 自宅で仕事をする5つのポイント(環境編)その2

  • ポイント3 長期的なスケジュールをたててみよう
    一日のスケジュールが決まれば、次に1カ月、3カ月といった長期計画をたてることも大切です。「在宅ワーク」は自己管理力が試される仕事です。自分の目標に合わせて、きちんと計画をたて、取り組むようにしましょう。計画をたてるほど仕事がないというときには、スキルアップに時間を割り当ててもよいですね。○月に実施される検定に向けて準備する、○月までに○○をマスターする、これも立派な目標です。目標を持てば自然と計画がたてられるはずです。
  • ポイント4 電話・ファクスも活用しよう
    外出する機会が多くなることも考えて、留守番電話も活用しましょう。大切な仕事の電話を逃さないためでもありますが、逆に電話で仕事を中断されたくないときにも活用できますね。もちろん、こまめにメッセージを確認することを忘れずに! また、ファクスも有効な手段です。あなたが外出しているときでも詳細な情報を得ることができます。家庭用と仕事用に電話が分かれていれば問題はありませんが、共用の場合は、電話への対応にも充分注意が必要ですね。
  • ポイント5 家族の理解と協力が大切
    自宅で仕事をする場合、家族の理解がなければうまくはいきません。なぜ自宅で仕事をするのか、どの時間を仕事に割り当てるのか、よく話し合い、家族の協力を得ることが大切です。「在宅ワーク」は家庭の延長ではなく、あくまでもビジネスであることを、家族にも充分理解してもらうことです。

第1章_15 自宅で仕事をする5つのポイント(環境編)その1

「在宅ワーク」を始めようとするときに、必需品として思い浮かぶのは「パソコン」「プリンタ」「アプリケーションソフト」といったハード面ではないでしょうか。しかし、実際に仕事を始めてみると「仕事をする環境」も重要な点であることがわかります。ここでは「在宅ワーク」を成功させるための「環境作り」にポイントをおいてお話しします。

  • ポイント1 まずは公私の区別をつけることから
    自宅で仕事をする場合は、家庭の部分と仕事場を分けることが望ましいでしょう。ひとつの部屋を仕事場として使えるなら、それに越したことはありません。家庭の一部を仕事場として活用する場合も、「ここは仕事場である」ときちんと区切ることが必要です。外出することがなくても、仕事用の服に着替えてから取り組むようにするなど、家庭と仕事をしっかり区別する努力も必要です。
  • ポイント2 一日のスケジュールをたてよう
    一日の定期的なスケジュールをたて、毎日それに合わせて生活するようにしていきましょう。まずは、一日のうち何時から何時までの何時間を仕事にあてることができるのか考えてみましょう。スケジュールが決まれば、仕事を受注するときも目安になるはずです。「在宅ワーク」だからといって、いい加減なスケジュールで仕事に取り組むと非効率です。また、家庭の中で起こることに煩わされない時間帯を、仕事時間に割り当てることも必要ですね。

続く

第1章_14 パソコン通信とインターネットの違いその2

では、インターネットのプロバイダー(接続サービス会社)のアカウントとパソコン通信会社のアカウント、どちらのアカウントがあればいいのでしょうか? 答えは「両方あると便利」です。どちらもそれぞれ独自の機能があり、また、どちらかのシステムがダウンしても、他方で通信できるのは仕事環境として大きなメリットです。どうしても、どちらか片方というなら、インターネットのプロバイダーのアカウント取得を勧めます。
あなたが、もし、これから契約するなら、いずれにしてもシステムの保守がしっかりしたサービス会社のアカウントを持つべきです。複数のアカウントを使い分けるにしても、メインのアカウントは、パソコン通信ならローカルのネットより大手のネットを、プロバイダーなら回線容量の大きい経営の安定した会社を選びましょう。
なぜ、大手のネットを勧めるのか。理由は明白です。あなたがそれを仕事に使うからです。電子メールのアドレスは、単なる連絡先というより大切な仕事の通路です。ときどきシステムがダウンしたり、いつも混み合っていてアクセスしにくかったりするようでは、取れるべき仕事も取れなくなってしまいます。また大手のパソコン通信の場合は、「フォーラム」とか「シグ」と呼ばれるサークルが充実していて、さまざまな情報が入手できることもメリットです。

第1章_13 パソコン通信とインターネットの違いその1

電話回線とパソコンを使って電子メールを送受信できる、という点ではパソコン通信もインターネットも同じです。しかし、この2つの仕組みは大きく異なっています。パソコン通信は会員を中心としたネットワークで、利用者は通信サービス会社の大型コンピュータ(ホストコンピュータ)に私書箱を置いているようなものです。一方、インターネットは、大規模ネットワークから個人レベルのサーバーまでを世界規模でつないだ“ネットワーク同士のネットワーク”で、ホストコンピュータに相当するものはありません。インターネットの電子メールは、不特定のネットワークを経由して目的のサーバーに到着します。

もちろん、パソコン通信とインターネットの間で電子メールは通じます。多くのパソコン通信ネットは、インターネットと情報交換できる通路(ゲートウエー)を持っています。通常のメールをやりとりするだけなら、加入しているネットの種類は、ほとんど意識しなくて大丈夫です。ただ、パソコン通信から、インターネットやほかのパソコン通信ネットなど、外部のネットへメールを送るときは、内部の会員に送るときとアドレスの書き方が異なることがあります。具体的にはそれぞれのネットワークの説明書などを参照してください。
また、パソコン通信で、インターネットの電子メールに付属するすべての機能が自由に使えるか、となると、それは個々のサービス会社で異なっています。パソコン通信ネットを選ぶなら、少なくともインターネットの「添付ファイル」が利用できるところにしましょう。添付ファイルは、「在宅ワーク」のデータ授受で非常によく使われます。

続く

第1章_12 必要なもの

在宅勤務するには通信環境が重要な要素の一つです。その通信環境は仕事に支障がないか、回線の速さはどうなのか、ここではそうした疑問に答え、ネットワークで使われる基本的な用語を簡単に解説します。

(1) プロバイダーとの契約
通信ネットワークを利用するには、まず、パソコン通信会社やプロバイダーなどと契約します。・・・・という説明を10年前はしました。しかし今や無料メールでも十分いろいろできます。(無料メールというのはyahooやoutlookメール、gamilなど指します。)ちなみにアカウントとは電子メールのアドレスで「@」(アットマーク)の前に書いてある英数字がそれです。@の後ろにあるのは、プロバイダーのドメインネーム(所属しているプロバイダーの種類や地域区分などの情報を表わす)。つまり、「アカウント@ドメインネーム」であなたを特定しているのです。また回線の契約も必要になります。一般的なインターネット回線には、「電話回線」「ISDN回線」「ADSL回線」「ケーブルテレビ回線」「光ファイバー回線(FTTH)」があります。回線は三車線の高速道路のように広いほうが速度が速く、「ケーブルテレビ回線」「光ファイバー回線(FTTH)」はブロードバンドといいます。もちろん速度が速いほうが仕事には快適です。パソコンのスペック、通信環境、ソフトのバージョンなどすべてにバランスの取れたものがよい環境といえます。

Column
家族のアカウントを使ってもいいのですか?
「在宅ワーク」で使うアカウントは、本人のものを原則とします。夫のアカウントをそのまま妻が使う例も見かけますが、好ましいことではありません。夫婦共同で仕事をするにしても、外部とコンタクトをとるときは、主としてその仕事をする人が本人のアカウントで行い、責任を明確にしましょう。
また、ほかの職業で得ている法人アカウント(会社からもらったメールアドレスなど)で「在宅ワーク」のコンタクトをとるのも、緊急の場合を除き、慎むべきです。また時々みかけるのですがyoshiko-taro@・・・・といったご夫婦連名のアカウントもあります。ちょっと恥ずかしいですよね。

(2) ブラウザー
インターネット用語としては、wwwサーバーにある情報を手元のコンピュータ画面に表示するプログラムのこと。もっと手短にいえばインターネットのホームページを表示するソフトです。
「ブラウズ(browse)」は、「拾い読みする、立ち読みする」が原義です。

Column
2015年におけるブラウザの世界シェアは
1位:Chrome 49.84%
2位:Internet Explorer 18.28%
3位:Firefox 16.77%
だそうです。Chromeが圧倒的に強いですね。WEB関連のお仕事をされるかたであれば、自分で作ったWEBページがどう表示されているか、シェアが多いブラウザで確認する必要もありますので、動向には注意してください。もちろん現在ではスマホ対応もファーストですのでスマホでも確認は大事です。
(3) 考えてみよう
通信環境に必要なものはおわかりになったでしょうか? ではさっそく次の項目をもとに、あなたの環境を記入したファイルを作ってみましょう。このファイルは自分の仕事環境を尋ねられたときに提出できるように、保管しておきましょう。
・周辺機器……プリンタ/スキャナー/デジタルカメラ
・あなたのメールアカウント
・通信は一般電話回線かブローバンド回線か
・所有しているソフト
・使用しているブラウザー

第1章_11 「在宅ワーク」に必要なハードその2

●通信について

Q どのくらいの通信環境があればいいですか?
A 一般的には早い環境の方がストレスなく仕事ができます。メールにテキストのファイルを添付しただけで送るのが1時間もかかったら仕事になりません。(例え話なので、現在の日本の環境ですとあまりないとは思いますが)
現在ですと自宅で無線wifi接続しているという環境の方も多いですし、外ですとスマートフォンでテザリングしたり、高速モデムを持ち歩く方も多いですね。多様な環境があるので、速度**以上がよいとか限定はしませんが、WBEサービスで自宅でのネットのスピードを計測したり、近くのエリアのネットの平均速度を公開しているサイトもあるので、調べてみるのも手ですね。
料金がどんどん下がり、速度はどんどん上がるというユーザーにとってはよい環境になりつつあります。変化が激しいので、こまめに新しいサービスなどチェックするのが、おすすめです。

第1章_10 「在宅ワーク」に必要なハードその1

あなたは今、何を持っていますか? もちろんパソコンは必要ですが、それだけでは「在宅勤務」はできません。「在宅勤務」を成り立たせるには、通信環境が整っていなければなりません。通信するのに最低限必要な環境は2つ、パソコンと高速な通信環境です。もちろん、、、自分がやろうとろする一定分野の技術的なスキルはいわずもがなです。
ここでは、「在宅勤務」を始めるにあたり、よくある質問をまとめてみました。

●パソコンについて

Q ウィンドウズとマッキントッシュ、どっちにしたらいいですか?
A 基本的に制限はありません。通信に関しては、マッキントッシュ(Mac)機でもウィンドウズ機でも、また自作のマシンでも大丈夫です。コンピュータ同士が情報をやりとりする手順(プロトコル)にIP(Internet Protocol)と、そのIPの信頼性を高めるTCP(Transmission Control Protocol)がありますが、この2つのプロトコル(まとめて「TCP/IP」と表記し、ティーシーピーアイピーと読みます)が使われていれば、通信に問題ありません。
ただし、仕事の内容によっては特定の機種を指定される場合があります。ハードウエアと結びついているソフトウエアからの制限です。例えば、マッキントッシュでなければ動作しないDTPアプリケーションもありますし、ウィンドウズでないと操作できない表計算アプリケーションもあります。そういうソフトで仕事をするためには、当然それが動作するハード(パソコン)がなければなりません。ただ最近はマイクロソフトのオフィスもMACでも使えるものもありますし、随分互換性は広がってきたので、自分の主に使うソフトに注意をすれば、どちらでも大丈夫です。

Q 最新のOSではないのですが……
A 大丈夫です。基本ソフト(OS)がそのときの最新のものでなくても、一般に広く使われているバージョンなら、まず問題はありません。もちろん、WIN95などですともう20年も前のものになるので、、そのOS上で動くアプリケーションにもいろいろと支障が出てきますから、バージョンアップすべきです。
OSとはオペレーティングシステムの略で、パソコンなどのハードウエアとワープロソフトなどのソフトウエアを仲介します。OSは建物でいえば土台にあたる重要なものなので基本ソフトとも呼ばれ、これがないとパソコンは動かないただの箱になってしまいます。ウィンドウズ98、ウィンドウズNT、MacOSなどの種類があり、「在宅勤務」で利用されることが多いのは、データ入力、ソフト開発など一般ビジネス系でウィンドウズ7.8.10、デザイン系ではMacです。

Q 購入時に見るべきパソコンのスペックは?
A パソコンを購入するときは次の項目を確認しましょう。
(1)CPU(シーピーユー)
パソコンの頭脳にあたる部分で、一般的に高性能なものほど、パソコンの処理速度が高くなります。現在、最も多く使われているCPUはインテル社のものですがいわゆるライバル社で低価格のCPUを発売しているところもありますので、あとは予算や好みの問題になります。また、同じ種類のCPUならば、クロック周波数(144MHzなどと書かれているもの)の数字が大きいほど高価で速くなります。
(2)MB(メガバイト)・GB(ギガバイト)
メモリやハードディスクなどの容量の単位を表わして、数字が大きいほど快適にパソコンを利用することが可能です。ウィンドウズをストレスなく使うためにはメモリは最低でも32MB、できれば64MBは欲しいところです。
(3)CD-ROMやDVDドライブ
最近のパソコンでは付属していないものもありますが、一般的にいって、4倍速とは2倍速CD-ROMよりデータ転送速度が2倍速くなるという意味なので、数値が大きいほど読み出し速度は速くなります。

第1章_9 この仕事でいくら稼げる?その2

●ライター業務
ライターも翻訳と同じように、単純な入力より1枚の単価が高く設定される業務です。この場合も400字詰め原稿1枚あたり、1,000~3,000円ぐらいになると思います。最近ではパソコンの普及とともにテクニカルライター、つまりアプリケーションの操作マニュアルを作成する仕事が増えてきています。操作方法を誰にでもわかりやすく、画像などを用いて説明文を作成していく仕事です。一つ一つ操作を確認しながらマニュアルを仕上げていくのですが、エラーが発生したときの対処方法も理解していなければなりません。テクニカルライターを目指すのなら、得意なソフト分野をいくつか持つようにしましょう。
●テープ起(お)こし
その名のとおり、インタビューや講演などが録音されたテープの内容を文字に換える業務です。
まず素起こしと呼ばれるのが、録音された内容をそのまま文字に置き換える仕事です。さらに、素起こしされた内容を読んで、話し言葉を書き言葉に修正したり、専門用語に変換したりすることをリライトと呼びます。
素起こしで、60分テープで6,000~7,000円が目安となります。報酬アップのポイントは専門分野を持ち、素起こしからリライトまでの技術を身につけることでしょう。
●ホームページ制作
自分のホームページを作成されたことがある人なら興味がある業務ではないでしょうか。HTML言語が使えることも大切ですが、タグについての知識も必要になってくるでしょう。
報酬は、技術や担当するページ数によって数千~数万円と差が出てきます。例えばCGIやJAVA、ShockWaveなどのプログラミング技術を使うことができ、すべてのページをひとりで担当すれば、かなりの報酬が見込めるでしょう。
技術は日々進歩していくので、常にスキルアップしていくことも必要です。

第1章_8 この仕事でいくら稼げる?その1

在宅ワーカーにとって「報酬」はいちばん気になるところですね。「在宅ワーク」で得る報酬の計算は、データ入力のような業務では「1文字○円」「A41枚○円」、プログラミングのような業種では、「完成して○円」「1ステップ○円」というように設定されます。
1時間でいくら、月いくら、と決まっているわけではないので、毎月の報酬は、当然、受注量や作業スピードに左右されます。何時間でいくら、時給に換算するといくら、と明確に表わすのは難しいことですが、ここでは業種別に目安となるような数値や報酬アップのために必要なことなどをお話していきます。

●データ入力
単価は「1文字何十銭」という単位ですから、入力スピードにかなり左右される業務です。エクセルのような表計算ソフトを用いる場合は、何項目○円のような計算をすることが多くなります。
現在の入力文字の相場は、1バイトにつき0.1~1円ぐらいと、本当に幅は広いです。
また、入力業務には、入力だけでなく校正(入力ミスがないかチェックする)作業も含まれます。ミスがあれば修正しなければならないので、単に入力スピードがアップすればよいのではなく、正確に入力する力が必要になってきます。
●DTP業務

まず、広告や書籍などのレイアウトを行うDTP業務では、専用のソフトや必要によっては機材(スキャナーなど)を揃えていなければなりません。

単価は「1枚○円」と計算する場合が多いですが、レイアウトに写真を使用したり、レイアウト項目が多ければ単価も上がります。ですから完成品1枚あたり、1,500~5,000円と、かなりの差が出てきます。またお客様に気に入ってもらえなければ、何度も手直ししなければならないので、その分、時給が低くなっていきます。

DTP業務を軌道に乗せるには、デザインやソフト操作などを集中的に学び、コツコツと実績を積み上げていくことが大切です。
●翻訳業務
翻訳は専門知識が必要なだけあって、単純な入力よりは1枚の単価が高く設定される業務です。おおむねA41枚あたり、2,000~3,000円になればよいようです。

翻訳業務を希望する場合、自分の専門分野をいくつか持つことが大切です。例えばコンピュータ関係や教育・医事・化学といったように、自分が得意とする専門分野からスタートしてみましょう。もちろん慣れてくれば、新しい分野への挑戦も大切ですよ。

続く

第1章_7 パソコンを使った「在宅ワーク」の職種

  • 書くことが好き!
    フリーライター/テクニカルライター/マニュアル・テキスト 作成

    ●デザインや絵が得意!
    イラストレーター/DTPオペレーター&デザイナー/2Dおよび3DCGデザイナー/CADオペレーター/Web制作

    ●やっぱり入力!
    データエントリー/文書作成/テープ起こし

    ●語学が得意!
    マニュアル・テキストや書籍の翻訳/校正

    ●出版系の仕事がしたい!
    オンラインマガジン制作・出版/オリジナル雑誌・書籍の制作・出版

    ●パソコン・インターネット系
    プログラミング/イントラネット・LAN構築/コンピュータ・コンサルタント/情報検索サービス

    ●企画・広告系
    インターネット広告の企画/CD-ROM制作