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オフィスエム会員のみなさま、こんにちは 。
新年度が始まり、1ヶ月ほどが経ちました。今年度からお子さんを保育園に預けて働き始めた方もいるのではないでしょうか。
ほとんどの方が経験するといっても過言ではない「保育園の洗礼」。なかにはWeb会議中に保育園から電話がかかり、肝を冷やした経験がある方もいるかもしれません。
今回のメルマガでは、保育園でかかりやすい感染症や、その乗り越え方について分かりやすく解説します。
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「リモートワークなら子育てと仕事を両立できる」と思い、働き方を変えた方もいるかもしれません。
しかし、子どもが体調を崩すと、病院への受診や看病に時間を取られ、思うように仕事ができないことも少なくありません。
まずは、「保育園の洗礼」とは何かを解説します。
◆保育園の洗礼とは
保育園の洗礼とは、入園したばかりの子どもが次々と感染症にかかり、欠席や早退を繰り返す状態を指します。
あまりに頻度が高いと不安になるかもしれませんが、多くの子どもが経験するため、過度に心配する必要はありません。
リモートワークの場合、「家で働いているから、子どもが熱を出しても仕事と両立できる」と思われがちですが、実際には通院や看病に時間を取られ、ほとんど仕事が進まないケースも少なくありません。
場合によっては、家族内で感染が広がってしまうこともあります。
◆保育園の洗礼を受ける理由
なぜ多くの子ども達が保育園の洗礼を受けるのでしょうか。主な理由は大きく2つあります。
1つ目は、感染症に対する免疫が未熟であることです。生後半年を過ぎると、母親から受け継いだ免疫がほぼなくなると言われています。
保育園に入園する頃には免疫が低下していることが多く、環境の変化によるストレスも重なり、感染症にかかりやすくなります。
2つ目は、初めての集団生活で感染リスクが高まることです。乳幼児は、おもちゃを口に入れたり、鼻水を拭いた手で触ったりといった行動が日常的に見られます。また、マスクの着用が難しく、手洗いやうがいの習慣も十分ではないため、感染を防ぎにくい環境にあります。
◆保育園で子どもがかかりやすい感染症
大人は免疫を持っていてかかりにくい病気でも、子どもは免疫が未熟なため感染しやすい傾向があります。
ここからは、春から夏頃にかけて流行しやすい感染症を紹介します。
◇溶連菌感染症
溶連菌感染症は、溶血性レンサ球菌による感染症で、春から初夏にかけて流行します。
主な症状は、38〜39℃の発熱、喉の痛みですが、3歳未満では熱が上がらないと言われています。
また、身体や手足に小さな赤い発疹が出たり、舌にいちごのようなツブツブができたりします。
登園の目安は、抗菌薬の内服後24〜48時間が経過していることです。
◇手足口病
手足口病はその名の通り、手足や口に水泡を伴う複数の発疹が現れる感染症です。
まれに脳炎を合併し、痙攣や意識障害が生じることもあります。症状が治まった後も便中にウイルスが排出されるため手洗いが重要です。発熱や喉の痛み、下痢が見られる場合には登園を控えましょう。
登園の目安は、発熱や口腔内の水泡、潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれることです。
◇ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは夏かぜの一種で、発熱と喉の痛み、水泡が特徴です。複数のウイルスが原因となるため、繰り返しかかることもあります。登園の目安は、発熱や口内症状が改善し、普段通りの食事がとれることです。
◇咽頭結膜熱(プール熱)
アデノウイルスによる感染症で、発熱や喉の痛み、結膜炎などの症状を伴います。以前は、プール利用時の接触やタオルの貸し借りで流行することがあったため、「プール熱」とも呼ばれていました。6月頃から流行し、夏にピークを迎えます。
登園の目安は、発熱、充血などの主な症状が消失したあと2日を経過していることです。
◇マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
主な症状は咳で、発熱や頭痛のかぜ症状がゆっくり進行しますが、小児のほうが軽症で済むことが多いとされています。
登園の目安は、発熱や激しい咳が治っていることです。
◆保育園の洗礼を乗り越える方法
「リモートワークなら子育てと仕事を両立できる」と思っていても、子どもが体調を崩した際は想定通りにいかないものです。
ここでは、保育園の洗礼を乗り越える方法を事前準備と発症後に分けてご紹介します。
[事前準備]
◇受けられる定期接種を受けておく
予防接種をスケジュール通りに受けることは、有効な対策の一つです。感染症の中には、命に危険を及ぼすものや後遺症に苦しむものもあります。予防接種は感染を完全に防ぐことはできませんが、重症化のリスクを下げることができます。
予防接種には、基本的に公費負担で受けられる定期接種と、自己負担で受ける任意接種の2種類があります。
重症化を防げるだけでなく、保育園や家庭での感染予防にもつながるため、受けられるものは受けるようにしておきましょう。
◇かかりつけ医を決めておく
かかりつけ医を決めておくと、スムーズな治療が可能になります。特に乳幼児の頃は、病院に行くことも多くなります。
普段の状態を把握しているかかりつけ医であれば、体調の変化にも気付きやすいため、病気の早期発見・治療が可能になります。また、必要に応じて適切な医療機関を紹介してくれるでしょう。
かかりつけ医は一つだけにする必要はなく、いくつか作っておくと安心です。夜間や土日に病状が急変したり、家族も感染して病院に連れて行くことが難しいこともあるため、オンライン診療を受け付けている病院も調べておくと、いざというときに頼りになるでしょう。
◇病児・病児後保育の利用登録をしておく
病児保育とは、仕事で子どもの看病ができないときに、保護者の代わりに看護師や保育士が看護・保育を行うサービスです。
リモートワークであれば、「看病しながら働ける」と思われるかもしれませんが、仕事に集中できず、ミスが増えるリスクがあります。
例えば、外せない会議や納期が近い仕事がある場合でも、プロに任せることができれば心理的なプレッシャーは軽くなり、仕事のクオリティも維持しやすくなります。事前に登録が必要なケースも多いため、あらかじめ調べて登録しておくと、万が一のときにも安心です。
[発症後]
◇24時間熱がないことを確認してから登園する
発熱した場合は、解熱後24時間、平熱であることを確認してから登園するようにしましょう。
「熱が下がったから翌日から登園できる」と思うかもしれませんが、下熱後で体力は消耗した状態です。
体力が回復しきっていない中で集団生活に戻ると、熱がぶり返し、かえって症状を長引かせる原因になります。
あらかじめ「24時間熱がないことを確認してから登園する」とルールを決めておくことで、仕事を休むかどうかの判断にも迷いにくくなるでしょう。
「リモートワークならなんとかなる」と思って始めた新生活。
現実は、保育園からの突然の呼び出しに、仕事の手を止めざるを得ない日々かもしれません。
しかし、保育園の洗礼は決してあなたの準備不足や、お子さんの体が弱いことが原因ではありません。
今は免疫を獲得するための「成長のステップ」だと捉えることも大切です。
自分たちだけで抱え込まず、病児保育やかかりつけ医といった「外部の力」を上手に借りながら、この時期を乗り越えていきましょう。
<保育園の洗礼とは>
大正製薬製品情報サイト「「保育園の洗礼」とは?入園前に知っておきたい子どもの感染症」
https://www.taisho-kenko.com/column/144/
キッズドクターマガジン「「保育園の洗礼」とは?いつまで続く?乗り越えるための対策まとめ!」
https://kids-doctor.jp/magazine/ml0b2siewu9
<保育園の洗礼を受ける理由>
大正製薬製品情報サイト「「保育園の洗礼」とは?入園前に知っておきたい子どもの感染症」
https://www.taisho-kenko.com/column/144/
<保育園で子どもがかかりやすい感染症>
厚生労働省「RSウイルス感染症」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rsv.html
SHIONOGI「こどもに多いのどの病気 溶連菌感染症のおはなし」
https://wellness.shionogi.co.jp/infections/child/streptococcal.html
厚生労働省「手足口病」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
厚生労働省「ヘルパンギーナ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/herpangina.html
厚生労働省「咽頭結膜熱」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/pcf.html
厚生労働省「マイコプラズマ肺炎」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mycoplasma.html
厚生労働省検疫所FORTH「新型コロナウイルス感染症」
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/newpage_00035.html
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/001005138.pdf
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/1fa64474-22c1-4eae-8945-c9ad7e515db8/4fe4196e/20230401_councils_hoiku-kansen-gl_050426_08.pdf
<保育園の洗礼を乗り越える方法>
キッズアライズ「保育園の洗礼を乗り切る!突然の呼び出しへの準備と感染対策」
https://kids-allies.com/column/entry-886.html
しゅふJOB.navi「「保育園の洗礼」を乗り越える!保護者が知っておきたい実践的対策とは?」
https://part.shufu-job.jp/news/solution/15620/
厚生労働省 上手な医療のかかり方.jp「「かかりつけ医」ってなに?」
https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/motou.html
大正製薬製品情報サイト「「保育園の洗礼」とは?入園前に知っておきたい子どもの感染症」
https://www.taisho-kenko.com/column/144/
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