「人生百年時代」を生き抜くフリーランス

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┃ 1 フリーランスとしていつまで働きたいですか

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フリーランスとして何歳まで仕事をしていきたいと思いますか。
フリーランスには定年はありません。いつまで仕事を続けるかは自分で決めるこ
とができます。
いっぱい稼いで早々にリタイヤし、悠々自適な生活を送りたい。という人もいれ
ば、漸くやりたかったことを仕事にできたので、ずっと続けていきたい。という
人もいるでしょう。
「生涯現役」でいることも可能で、人生百年時代の働き方として国も期待を寄せ
ています。
「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」の序
文には、
『フリーランスについては、多様な働き方の拡大、ギグ・エコノミー（インター
ネットを通じて短期・単発の仕事を請け負い、個人で働く就業形態）の拡大によ
る高齢者雇用の拡大、健康寿命の延伸、社会保障の支え手・働き手の増加などに
貢献することが期待される。』
と書かれています。

また内閣府の「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの年齢構成
は40代以上が7割を占めていて、その中で50代は20％、60代以上は30％となって
います。フリーランスの半数は中高年世代ということです。
この人達が10年後、20年後も現役で活躍していられる可能性はどれくらいなので
しょう。

「フリーランスに定年は無い」と言われますが、逆に「フリーランスの年齢には
限界がある」とも言われています。どういうことでしょうか。

「歳を取ること」のリスクとして
・自分が今やっている仕事が、将来必要無くなるかもしれない
・最新の技術やトレンドについていけなくなったら…
・年齢を重ねると、体力・気力が衰えてしまう
・年金や保険など、社会保障の面での不安が大きい

ただ、問題点がわかっているのならば、今から対策をしておくことは可能です。
例えば、
・長く稼げるような仕組みを考えておく。10年間信用を積み上げておけば「お馴
染みさん」や「紹介」で仕事をもらえる
・「自己投資」や「リスキリング」で新しい領域にチャレンジしていく
・心身の健康を心がけ、運動や食生活に留意する
・株や不動産投資、ブログや出版物による収入など本業以外の不労所得を増やし
ておく

また、社会の変化に合わせて自分の仕事も変化させていく柔軟性も必要です。

今年で68歳になられる Norito H.Yoshidaさんは現役でインターネットビジネス
を続けておられますが、そのブログの中で、70歳代になった時のビジネスリスク
と対策を挙げていらっしゃいます。
加齢による体調不良でビジネスが機能しなくなった時に備えて、誰にも迷惑のか
からない自己完結型のビジネスモデルを考えていくべきとのこと。
シニアになっても仕事をしていくのなら「加齢」というリスクを考慮したうえで
、シニアならではの知力と時間を味方にして自分の専門知識を活かしていこうと
いう言葉がとても心に刺さりました。

参考：　https://goyat.biz/active-senior/10-years-from-now.html

好きなことを仕事にして一生食べていけるフリーランスであるために、今から10
年20年先を見据えて準備をしていきましょう。

参考：

「フリーランス実態調査結果」｜内閣官房日本経済再生総合事務局

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf

「IT人材白書2016」｜独立行政法人情報処理推進機構（IPA）

000052198.pdf (ipa.go.jp)

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